損害鑑定人って
実はすごい仕事だった
未経験から現場で学んだリアルな体験記
はじめに:私が未経験から鑑定人になった理由
転職活動中、ふと目に留まった「鑑定人」という言葉。 正直、それまで一度も聞いたことのない職業で、「いったい何をする仕事なんだろう?」と、まったく想像がつきませんでした。最初は、テレビ番組の『なんでも鑑定団』に出てくるような“鑑定士”を思い浮かべてしまったほどです(笑)。
その後、自分なりに鑑定人について調べたり、鑑定会社のホームページをいくつか拝見したりするうちに、 「なんだか面白そう」「挑戦してみたい」という気持ちが湧いてきました。 同時に、「これまでの経験を活かして、人の役に立つ仕事がしたい」という想いも重なり、この世界に飛び込む決意をしました。

もちろん、専門知識も経験もまったくのゼロ。 採用が決まった時は嬉しかった反面、同期入社の男性が1級建築士の資格を持っていたり、社内にも経験豊富な方ばかりだったりして、「こんな私でもやっていけるのだろうか…」と、不安でいっぱいだったのが正直なところです。
それでも今は、「あの時、勇気を出して一歩踏み出してよかった」と、心から思っています。
このページには、未経験から始めた私だからこそ見えた「鑑定人という仕事のリアル」と、その魅力を余すことなく詰め込んでいます。
もしかしたら今、これを読んでくださっているあなたも、かつての私と同じような不安や迷いを抱えているかもしれません。
「自分にもできるかもしれない」
——そんな風に思っていただけたら、嬉しいです。
わたしが考える鑑定人のお仕事
鑑定人の仕事は、「保険金を適正に支払うために、事故や災害の現場を調査し、事実を明らかにすること」。
これは確かに、仕事の根幹をなす大切な役割です。
しかし、実際に現場に立ってみて強く感じたのは、それ以上に「人の人生に深く関わる仕事」 だということでした。
たとえば、火災の現場。 家族の思い出がたくさん詰まった自宅が、跡形もなく焼けてしまった…そんな現場にも何度も立ち会いました。
冷静に事実を調査し、適正な保険金を算出することが求められていると頭では理解していても、 「どんな思いで保険に入っていたのか」 「これからどうやって生活を立て直すのか」 ——そういった“目に見えない背景”に想いを馳せることが、何よりも大切なのだと痛感しました。
鑑定人には、数字だけでは測れない“人間力”、つまり誠実さや責任感、そして相手の立場に立って考える力が必要不可欠です。
現場で学んだその重みこそが、私がこの仕事に誇りを感じている理由です。

苦労もいっぱい。だから面白い!
もちろん、最初から順風満帆だったわけではありません。
損害保険登録鑑定人3級の試験勉強に始まり、専門用語だらけの書類、現場での聞き取り、そして初めて目にする被害状況…。戸惑うことばかりで毎日必死でした。
特に印象に残っているのが、初めて自分が主導で行った現場立会です。 現場で慌てないようにと、被保険者や修理業者への聞き取り内容をあらかじめメモにまとめ、何度も何度もロールプレイを重ねて準備していました。
それでも、いざ本番になると頭が真っ白に。
結局は、同行してくださった上司がすべて対応してくださいました。
「こんなこと、私には無理かもしれない。」 何度も悔しさで涙が出そうになったのを覚えています。
そんなとき、上司や先輩がかけてくれた言葉があります。
「立会が上手になる方法は、とにかくたくさん現場に出て、たくさん失敗することだよ。」
その一言で、張り詰めていた気持ちが少し楽になりました。

未経験の私が、今もこの仕事を続けられている一番の理由—— それは、社長や上司、先輩方の温かいサポートがあったからです。
どんなに忙しくても時間をつくって丁寧に教えてくださり、「これは誰でも最初はつまずくから大丈夫。」と励ましの言葉をくれる。 アスカ総合鑑定には、支え合いながら成長できる風土があります。
そして今、あの頃の私のように悩んでいる後輩に対して、少しでも役に立てるようになれたことが、何よりの喜びです。
自分がつまずいたからこそ気づけること、失敗したからこそ伝えられるポイントがある。その実感が、少しずつ自信に変わっていきました。
そうやって一歩一歩成長を感じられるのが、この仕事の面白さだと思います。
鑑定人をやっていて良かったこと
この仕事の魅力を一言で表すなら—— 「誰かの人生に、安心を届けられること」。
たとえば、地震で自宅が全壊してしまった方のもとを訪れ、迅速に鑑定を行った結果、適正な保険金の支払いが確定したときのこと。その方は、涙を浮かべながらこう言ってくださいました。
「すぐに対応してくれて本当にありがとう。これで前を向けます。」
私はその地震を実際に体験したわけではありません。 それでも、現場で被災者の方と向き合い、“保険金”という形で再スタートを支えることができたという実感は、言葉にできないほどの達成感と誇りを与えてくれました。
一方で、近年は明らかに不正と思われる請求も増えています。 そうした場面では、証拠と論理をもとに毅然と対応し、保険金の適正を守ることも、鑑定人の大切な役割のひとつだと痛感しています。
保険会社と契約者、そして社会全体の信頼を守る存在。 それが、私が日々実感している鑑定人という仕事の意義です。

鑑定人を目指すあなたへ
もし今、「難しそう」「自分には無理かも」と感じていたとしても、大丈夫。
私もそうでした。

でも、この仕事は、経験がなくても“人を想う気持ち”があれば、きっと誰でも挑戦できます。
むしろ、未経験だからこそ持っている柔軟な視点や謙虚さが、この仕事ではとても大切だと感じています。
鑑定人は、ただの調査員ではありません。安心を届けるために、現場で、書類で、心で、人に寄り添う存在です。
あなたがこのページを読んで、少しでも興味を持ってくれたのなら、それはもう、最初の一歩を踏み出している証拠です。
ぜひ、私たちと一緒に、“社会に安心を届ける仕事”を体験してみませんか?
